たくさんの×

2017/12/16

私は私にたくさんの「×」を付けて来た

誰も私に「×」を付けたわけではないのに

私は私にたくさんの「×」をプレゼントした

そしてそれを受け取った

受け取ると安心した

「×」をコレクションすることに夢中になった

 

たくさんの「×」で私は出来ている

それが私を私にした

 

たくさんの「×」はどれも愛おしい

けれどそろそろお別れね

 

「×」をたくさん持っていることに気づいてしまったから

さよなら

ごめんね

愛していたよ

どんな「×」も私だったから

私を創るために必要だったから

 

でもね

私はいなかったの

どこにもいないの

 

「×」は私じゃなかったの

 

私は私に帰ることにしたの

 

私がいない私に